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【イベントレポート@東京】「脱昭和」激動の時代を生き抜くファミリービジネスとは

【イベントレポート@東京】「脱昭和」激動の時代を生き抜くファミリービジネスとは

2021年12月27日、レオス・キャピタルワークス株式会社 代表取締役会長兼社長・最高投資責任者 藤野 英人 氏と富士フィルター工業株式会社 代表取締役社長 汐見 千佳 氏をゲストに迎え、東京でトークイベントが開催された。アトツギ甲子園のプレイベントとして開催されたこともあり、年の瀬にも関わらず、会場には中小企業の承継予定者(アトツギ)で埋め尽くされた。

モデレーターは株式会社みやじ豚代表取締役社長であり、家業イノベーション・ラボ実行委員でもある宮治 勇輔 氏。自身もアトツギとして養豚業の新規事業を行う宮治 氏から「急激に成長する企業の特徴とは?」「古いビジネスを行い、右肩下りの会社が活性化するには?」「紙や判子などアナログに満ち溢れた中小企業の業務の問題点とは?」など、現代を生きるアトツギに刺さる質問を二人に投げかけた。

ゲストの藤野 氏は投資家の観点から「急激に成長する企業の社長には特徴がある。頭が良い人でもなければ、人脈がある人でもない。他人から反対されても押し切る人だ。反対を押し切っても行動するアトツギには会社を大きく伸ばす可能性がある」と述べた。また、さまざまなB2B工業製品を作り、多角化経営を行ってきた汐見 氏からも自身の経験から「親から言われたことを従順に行うよりも信念を持って行動しないと成長しない」と語った。


信念を持って行動しても結果を出すには社内で協力を得る必要がある。そのためには具体的な事業を始め、結果を残すことが大事だ。その上でも、多くの人に事業内容をアピールできるピッチイベントは絶好の機会だ。中小企業庁が開催するアトツギ甲子園は2022312日に決勝大会が行われる。アトツギが描く未来は地域の未来の姿でもある。当日は、多くの人に、彼らの気迫と熱量に触れてもらいたい。


アトツギ甲子園へのエントリーは締切ました。
アトツギ甲子園本番の一般観覧お申し込みはコチラから。

ゲストスピーカー

レオス・キャピタルワークス株式会社
代表取締役会長兼社長・最高投資責任者
藤野 英人 氏

1966年富山県生まれ。国内・外資大手投資運用会社でファンドマネージャーを歴任後、2003年レオス・キャピタルワークス創業。主に日本の成長企業に投資する株式投資信託を運用。JPXアカデミーフェロー、東京理科大学上席特任教授、早稲田大学政治経済学部非常勤講師、叡啓大学客員教授。一般社団法人投資信託協会理事。近著に、『投資家みたいに生きろ』(ダイヤモンド社)、『ゲコノミクス 巨大市場を開拓せよ!』『おいしいニッポン 投資のプロが読む2040年のビジネス』(日本経済新聞出版)、『14歳の自分に伝えたい「お金の話」』(マガジンハウス)。

富士フィルター工業株式会社 代表取締役社長
汐見 千佳 氏

 

スポーツドクターを目指し、高校2年で交換留学生として渡米。ホームステイ中の経験から突然進路を変え、金属フィルターとしては既に世界に名を轟かせていた父の創業した富士フィルター工業株式会社を継ぐことを勝手に決める。大学卒業後、父に何も伝えず入社し、自ら希望した工場勤務からスタート。その後、海外営業部に所属し世界中を飛び回る。事業承継には絶対反対だった創業者に8年目でようやく認められ、取締役を経て2006年に代表取締役に就任。創業時からの行動指針「Think Globally, Act Locally」「Never Say No」を継承しながら組織整備、海外拠点(韓国、欧州、米国)の設立など社内外の体制強化、医療・航空宇宙など多分野への事業展開を進め、10年で売上を1.7倍に。プライベートではトライアスロンで国際大会にも出場するなど、公私ともに精力的に活動している。

モデレーター

株式会社みやじ豚代表取締役社長
NPO法人農家のこせがれネットワーク 代表理事
家業イノベーション・ラボ実行委員
宮治 勇輔 氏

2001年慶應義塾大学総合政策学部卒業後、株式会社パソナに入社。 営業・企画・新規プロジェクトの立ち上げ、大阪勤務などを経て2005年6月に退職。 実家の養豚業を継ぎ、2006年9月に株式会社みやじ豚を設立し、代表取締役に就任。 生産は弟、自身はプロデュースを担当し、独自のバーベキューマーケティングにより2年で神奈川県のトップブランドに押し上げる。 みやじ豚は2008年農林水産大臣賞受賞。 日本の農業の現状に強い危機意識を持ち、都心で働く農家のこせがれの帰農支援を目的に、2009年にNPO法人農家のこせがれネットワークを設立。 2010年、地域づくり総務大臣表彰個人表彰を受賞。2015年より丸2年間、農業の事業承継を研究する、農家のファミリービジネス研究会を主宰。JA全農と『事業承継ブック』を制作し、全国のJAを通じて1万3千部を配布。事業承継の研究と実践を推進するべく、2017年より家業イノベーション・ラボを立ち上げる。 DIAMOND・ハーバード・ビジネス・レビュー「未来を創るU-40経営者20名」。著書に『湘南の風に吹かれて豚を売る』

 

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挑戦資格はたった1つ

39歳以下の
中小企業承継予定者であること

[ 39歳以下(1984年4月以降に生まれた方)の代表権を持つ前の後継予定者に限る][ 家業とは別法人の代表を務める場合も含む(ただし、家業を今後承継予定か、家業の経営資源を活用している必要がある。)][親族外承継も含む ]

「アトツギ甲子園」から応募書類をメールで返信致します。

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「アトツギ甲子園」は
全国各地の中小企業・小規模事業者の後継者が、
既存の経営資源を活かした
新規事業アイデアを競うピッチイベントです。
対象は39歳以下の後継予定者。親族外承継予定者も含みます。

想像してください。
先代から受け継ぐ経営資源を活用して、
あなたがあなたらしい新規事業を立ち上げる。
あなたの事業を通して、誰かが幸せになっている。
誰かが苦しんでいた社会課題が少しだけ解決している。
そして何よりあなた自身が熱狂している。

「まだ実績が出ていない」「まだ事業化できていない」
大丈夫。そんなあなたもこのステージに挑戦してください。

その一歩を踏み出した人にしか見えない世界があります。
過去の挑戦者はいずれも事業化を加速させ、
後継者として熱狂する世界を実現しています。

言葉にしたことしか実現しない。
あなたが見たい景色はあなたが語るんだ。

開 催 | Organizer

中小企業庁