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【イベントレポート@福岡】次代の経営者は「九州国」ブランドを背負った新規事業で勝負せよ!

【イベントレポート@福岡】次代の経営者は「九州国」ブランドを背負った新規事業で勝負せよ!

2021年12月23日、株式会社一平ホールディングス 代表取締役社長 村岡 浩司 氏と株式会社キャビア王国 代表取締役 鈴木 宏明 氏をゲストに迎え、福岡でトークイベントが開催された。アトツギ甲子園のプレイベントとして開催されたこともあり、年の瀬にも関わらず、会場には中小企業の承継予定者(アトツギ)で埋め尽くされた。

モデレーターは福岡県商工部創業支援係 事務主査(ベンチャー支援担当)の山岸 勇太 氏。地方発のスタートアップが多く生まれる福岡県を支える山岸 氏からアトツギとして大活躍するゲストに向けて、地方ブランドを看板に新規事業を展開することの意義について、質問をぶつけ、白熱した議論となった。

ゲストの村岡 氏から自身がアトツギとして成長してきた経験を振り返り、「世の中では都心の大企業やスタートアップ企業が注目を浴びがちだが、競合が多い。一方、地方はブルーオーシャンで行動を起こせば、すぐにスターになれる。行動を起こさない理由がない」と語った。さらに地元宮崎県椎葉村の建設業からキャビア製造という新規事業に取り組んでいるゲストの鈴木 氏からも「地方で新しいことに挑戦すると、行政機関、金融機関、スタートアップ企業から支援の声がかかり、事業の幅が広がる。一歩足を踏み込むことは勇気がいるけど、挑戦したら世界が変わるから、頑張って欲しい」とメッセージを寄せた。

新しい事業を行う上で、アイデアを生み出すこと以上に、客観的な視点から事業の可能性を精査することは非常に重要なプロセスだ。その手段として、ピッチイベントへの参加は有効と言える。2022年3月12日、中小企業庁主催の「アトツギ甲子園」決勝大会では、選考を勝ち残った全国のアトツギの気迫に溢れるピッチが行われる。彼らの描く未来は、地域の未来の姿でもある。彼らの勇姿と覚悟をぜひ見てほしい。

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ゲストスピーカー

株式会社一平ホールディングス 代表取締役社長
村岡 浩司 氏

世界があこがれる九州をつくる”を経営理念として、九州産の農業素材だけを集めて作られた九州パンケーキミックスをはじめとする、「KYUSHU ISLAND®︎/九州アイランド」プロダクトシリーズを全国に展開。また、台湾(台北)の「九州パンケーキカフェ」は食による日本の地方創生モデルとして話題を呼び、予約の取れないカフェとしてブームを巻き起こしている。現在では多数の飲食店を経営する一方、九州各地にて様々な地元創生活動や食を通じたコミュニティ活動にも取り組んでいる。メディア出演:カンブリア宮殿、NHKワールド、日経プラス10、日経ビジネス、東洋経済 他多数。ローカルイノベーター55選、日本を元気にする88人(フォーブスJAPAN)に選出。「第1回 九州未来アワード」大賞受賞。ICCサミット2019「クラフテッドカタパルト」優勝。著書に「九州バカ 世界とつながる地元創生起業論(発行=文屋 発売=サンクチュアリ出版)」。

株式会社キャビア王国 代表取締役
鈴木 宏明 氏


宮崎県椎葉村という日本三代秘境で平家の落人の村でチョウザメの養殖からキャビアの製造までを行う建設会社のアトツギ。8年前にNTT東日本を辞めUターン、その後チョウザメ養殖に携わり「平家キャビア」を完成させた。その後平家キャビアの販売の傍ら、地元の名産品「ねむらせ豆腐」の第三者事業継承。2021年にアトツギを続けながらも株式会社キャビア王国を起業し代表取締役に就任。
受賞歴:第一回アトツギ甲子園最優秀賞、ワンベップドリームアワードファイナリスト、九州山口ベンチャーマーケット地方活性化賞など

福岡県商工部創業支援係 事務主査(ベンチャー支援担当)
一般社団法人ベンチャー型事業承継 エヴァンジェリスト
山岸勇太 氏




















1982年石川県小松市生まれ。実家は建築業を営んでおり、一族全員が大工家系。
2005年法政大学工学部を卒業後、NTT西日本に入社。自治体向けSE、家庭向け電化製品の開発及びサービス企画・開発に従事。
2013年福岡県庁民間中途採用枠で入庁。現在は、スタートアップ支援担当として、福岡・九州から世界に通用するスタートアップエコシステムの構築に従事。
2021年からは、福岡発スタートアップ&アトツギ向けアクセラレーションプログラム「ISSIN(イッシン)」を事業責任者として立ち上げ。

 

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