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【イベントレポート@名古屋】(株)スノーピーク山井会長と(有)ゑびや小田島社長が語る、アトツギが輝ける逆説の経営論「『好きなことだけ』仕事にする経営にシフトせよ」

【イベントレポート@名古屋】(株)スノーピーク山井会長と(有)ゑびや小田島社長が語る、アトツギが輝ける逆説の経営論「『好きなことだけ』仕事にする経営にシフトせよ」

2022年1月18日、株式会社スノーピーク代表取締役会長の山井氏と、有限会社ゑびや代表取締役社長の小田島氏をゲストに迎え、名古屋でトークイベントが開催された。アトツギ甲子園のプレイベントとして開催されたこともあり、年明けの平日にも関わらず会場は中小企業庁の承継予定者(アトツギ)で埋め尽くされた。

モデレーターは三星グループ代表取締役社長の岩田氏。三星毛糸の5代目として自社ブランドの立ち上げや海外展開・ベンチャー企業との連携など次々と新たな挑戦を続ける立場から、「『今』仕事にしている好きなこと」と「どうすれば好きなことを仕事にできるか」について質問をぶつけた。

山井会長は「経営だから、どうせ大変なことや嫌なことはある。であれば自分が楽しめることをやった方がいい」「最初は会社のファンより自分のファンを作れ」「好きなことをやって二桁アップを目指すために、まずは1桁アップを目指すべし」と語り、6期連続で売上が落ちた時期を経験したからこその「好きなことの追求」の意義を強調した。

また小田島社長によれば「あえて高い値段で出して、後からそれが売れる理由を作る」「好きなことならどんどんアイデアが出てくる」「好きなことをやっている自分が大好きになる」とのこと。自身の得意とする分野を家業でフル活用するための具体的な方法やモチベーションの維持の仕方について語った。

モデレータの岩田氏も、自身が新規事業を多数手掛けている観点から、好きなことで事業を作り上げるポイントを深掘り。どこか重荷に感じる後継者のイメージを払拭し、“アトツギ”だからこそできる“ベンチャー型事業承継”の楽しさを強調した。

またイベント後の名刺交換会では、受講者が弾丸ピッチを行い、直接御三方からフィードバックを頂く場面も。


自分の好きなことを発信し、仲間を集めるためのキッカケとしてピッチイベントは有意義な場となる。来年2月に決勝大会が行われる、中小企業庁主催「アトツギ甲子園」は1月21日までエントリー受付中。

家業の新規事業について、沸々と湧き上がる想いがあるアトツギが気迫のピッチを行う1日だ。ぜひ彼らの勇姿を見守ってほしい。


アトツギ甲子園へのエントリーは締切ました。
アトツギ甲子園本番の一般観覧お申し込みはコチラから。


ゲストスピーカー

株式会社スノーピーク
代表取締役会長
山井 太氏

1959年新潟県三条市生まれ。明治大学卒業後、外資系商社勤務を経て86年、父が創業した現在のスノーピークに入社。アウトドア用品の開発に着手し、オートキャンプのブランドを築く。毎年30~60泊をキャンプで過ごすアウトドア愛好家であり、徹底的にユーザーの立場に立った革新的なプロダクツやサービスを提供し続けている。14年12月東証マザーズに上場、15年12月東証一部に市場変更。

有限会社ゑびや 代表取締役/株式会社EBILAB 代表取締役社長
小田島 春樹 氏

10代の頃から自身で輸入業やECビジネスを手掛けており、大学ではマーケティングと会計学を専攻大学卒業後、ソフトバンク株式会社にて組織人事や新規事業・営業企画を担当
2012年、妻の実家が営む「有限会社ゑびや」に入社し、店長、専務を経て、現在は有限会社ゑびやと株式会社EBILABの代表取締役社長を務める
2016年、地域の課題解決を研究テーマに三重大学地域イノベーション学研究科の博士課程へ進学
2018年、同大学院における研究テーマの社会実装を行なう為、サービス業向けデータ解析サービスプロダクトを手掛ける株式会社EBILABを設立
2019年、三重大学地域イノベーション学研究科の博士課程を単位取得退学、引続き論文を執筆中
2018年&2020年 Microsoft MVP 2回連続受賞、2020年第3回日本サービス大賞「地方創生大臣賞」受賞、2019年船井財団グレートカンパニーアワード2019「ユニークビジネスモデル賞」受賞など多数受賞

モデレーター

三星グループ  代表取締役社長
岩田 真吾 氏

1887 年に木曽川のほとりに創業した三星毛糸の五代目。
自社ブランドの立ち上げや海外展開・ベンチャー企業との連携など新しい挑戦を続ける。「使い手と作り手がつながる場」として東京・代官山にショールーム店舗を展開。
「23時間を快適にするメリノTシャツ」はクラウドファンディング史上、最も支援を集めたTシャツとなった。 慶應大学卒業後、三菱商事、ボストン・コンサルティング・グループを経て2009年、三星毛糸に入社し、10ヶ月後に社長就任。
2015年、エルメネジルド・ゼニアのMade in Japanコレクションに選出。2019年、ジャパン・テキスタイル・コンテストにてグランプリ(経済産業大臣賞)を受賞。

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「アトツギ甲子園」にエントリー

挑戦資格はたった1つ

39歳以下の
中小企業承継予定者であること

[ 39歳以下(1984年4月以降に生まれた方)の代表権を持つ前の後継予定者に限る][ 家業とは別法人の代表を務める場合も含む(ただし、家業を今後承継予定か、家業の経営資源を活用している必要がある。)][親族外承継も含む ]

「アトツギ甲子園」から応募書類をメールで返信致します。

開催までの流れ

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「アトツギ甲子園」は
全国各地の中小企業・小規模事業者の後継者が、
既存の経営資源を活かした
新規事業アイデアを競うピッチイベントです。
対象は39歳以下の後継予定者。親族外承継予定者も含みます。

想像してください。
先代から受け継ぐ経営資源を活用して、
あなたがあなたらしい新規事業を立ち上げる。
あなたの事業を通して、誰かが幸せになっている。
誰かが苦しんでいた社会課題が少しだけ解決している。
そして何よりあなた自身が熱狂している。

「まだ実績が出ていない」「まだ事業化できていない」
大丈夫。そんなあなたもこのステージに挑戦してください。

その一歩を踏み出した人にしか見えない世界があります。
過去の挑戦者はいずれも事業化を加速させ、
後継者として熱狂する世界を実現しています。

言葉にしたことしか実現しない。
あなたが見たい景色はあなたが語るんだ。

開 催 | Organizer

中小企業庁