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【イベントレポート@広島】kintone擁するサイボウズ社長と、資金調達したアトツギベンチャー社長が語る、DXが生み出す本当の効果

【イベントレポート@広島】kintone擁するサイボウズ社長と、資金調達したアトツギベンチャー社長が語る、DXが生み出す本当の効果

2022年1月7日、サイボウズ株式会社の青野社長と、島根県で脱臭装置を販売するミライエの島田社長をゲストに迎え、中小企業のDX化をテーマに、広島県にてトークイベントが開催された。アトツギ甲子園のプレイベントとして開催され、オフライン・オンラインともに、事業をデジタル化したい中小企業の承継予定者(アトツギ)が多数参加した。


モデレーターは、自身もアトツギベンチャーとして家業を飛躍的に成長させた株式会社大都のジャックこと山田社長。歴史ある工具問屋を、ECを使って生まれ変わらせた張本人とあって、企業のデジタル活用の本質について、二人のゲストに質問を投げかけた。


ミライエの島田社長は、「DXありきではなく、改善すべき課題を効率化することが重要。ビジネスプロセスをデジタル上で完結させないと意味がない。デジタルツールがあることで、社員の仕事が可視化され、無駄のない一気通貫のプロセスで経営を最適化できる」と語った。驚くべきことに、売上が伸びているのに、営業人員の削減に成功したという。


サイボウズの青野社長は、生産性をあげることに加えて、「DXを実現することで社員の幸福度が増す」ということを強調。リモートワークや、女性の働き方など、DXを実現することでで可能になる働き方に着目するべきと語った。それが、離職率が下がり、採用コストも下がり、結局は経営にも良い影響を与えるというのだ。


二人が強調したのは、DXを進めるには、まずスモールスタートが大事ということだ。また、他社との連携もスピードや効率が求められるようになっている時代において、企業間のやりとりにおけるDXの必要性についても言及した。


また島田社長は、島根県だからという理由で、困ることは少ないという。「ヒト・モノ・カネ・情報において、ほとんど苦労しなくなった。DXを進めれば、CFO、COO、技術者ですらも、フルリモートで採用ができる」と語った。

むしろ、地方だからこそ発揮できる強みが、デジタルの活用によって見えてくる。まずは、理想の会社を語ることから始めてみるのも有効だ。アトツギ甲子園は、未来の家業のあり方を語れる、唯一無二のピッチコンテストだ。

3月12日に開催される決勝大会では、選考を勝ち残ったアトツギたちの気迫あふれるピッチが行われるだろう。彼らが描く未来と勇姿を見届けたい。

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ゲストスピーカー

サイボウズ株式会社 代表取締役社長
青野 慶久氏(※オンライン登壇)

1971年生まれ。愛媛県今治市出身。
大阪大学工学部情報システム工学科卒業後、松下電工(現 パナソニック)を経て、1997年8月愛媛県松山市でサイボウズを設立。
2005年4月代表取締役社長に就任。
2018年1月代表取締役社長 兼 チームワーク総研所長(現任)

社内のワークスタイル変革を推進し離職率を10分の1に低減するとともに、
3児の父として3度の育児休暇を取得。
また2011年から事業のクラウド化を進め、2020年にクラウド事業の売上が全体の75%を超えるまで成長。

総務省、厚労省、経産省、内閣府、内閣官房の働き方変革プロジェクトの
外部アドバイザーを歴任し、SAJ(一般社団法人ソフトウェア協会)副会長を務める。



著書に『ちょいデキ!』(文春新書)、『チームのことだけ、考えた。』(ダイヤモンド社)、『会社というモンスターが、僕たちを不幸にしているのかもしれない。』(PHP研究所)がある。

株式会社ミライエ 代表取締役
島田 義久氏

父親が興した測量設計の会社を継ぎ、経営危機に陥っていた経営を再建。
堆肥化装置、脱臭装置など、環境機器メーカーの企業に転身した。
ユニークな技術開発を強みとしており、『世界初 消耗品ゼロの脱臭装置』では日経スタアトピッチなど著名な表彰制度で高い評価を得ている。現在は北海道大学などと連携して、業界初となる脱臭装置のIoT化の開発を進めている。
2021年には中国電力などから出資を受け、さらに組織を強化。IPOに向けて事業を拡大している。

モデレーター

株式会社大都 代表取締役
山田 岳人氏


1969年11月生まれ。石川県出身。
大学卒業後、リクルートに入社。6年間の人材採用の営業を経て1937年創業の総合金物工具商社、大都に入社。
2002年にEC事業を立ち上げる。2011年、代表取締役に就任。
2014年、リアル店舗「DIY FACTORY OSAKA」をオープン。
(社)日本DIY協会が認定する「DIYアドバイザー」の資格を持つ。

 

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