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2022.01.11
【イベントレポート@大阪】Forbes JAPANとツギノジダイ、両編集長が「ココだけの話」で語るアトツギのための広報戦略
モデレータは、一般社団法人ベンチャー型事業承継の山野千枝代表理事。前職の大阪産業創造館で、広報とビジネス情報紙の編集長を同時に担当していた立場から、「アトツギこそ、会社の顔として広報担当に就任すべし」という前提のもと、「取材する立場」から見た「取材したくなる会社」「効果的なアプローチ」について、二人の編集長に質問をぶつけた。
藤吉編集長は「プレスリリースよりキーマンからの紹介が効果的」「一般的には知られていない業界独特の情報を散りばめて、記者の知的好奇心をくすぐるとよい」「新しい時代の潮流を想起する新しい言葉を使われていると注目しがち」など、速報性のニュースリリース以上に、自社のことよりも業界全体を独自の視点で語ってくれる方がメディアはその人に興味をもってくれると指摘。
杉本編集長は「業績や独自性、新規性ではなく、中小企業の場合は、その事業の舞台裏やプロセスを重視。そこにドラマがあるのか、その人のTwitterやブログなどで人柄や取組のプロセスを事前に確認してから採否を決めることも多い」と普段からの情報発信の重要性を語った。
モデレータの山野も、元編集長の立場から「一昔前は、中小企業の取材といえば、代表(先代)を取材することだった。でも時代は変わり、まだ具体的な結果が出ていなくても新しい挑戦をしている若いアトツギを取材してくれるメディアがどんどん増えている。ウェブメディア側も、若い世代のSNSなどの個人としての発信力に期待している。アトツギにとって追い風だ。会社の顔としてどんどん情報発信するべし」と語った。
また両編集長とも、ピッチイベントの有効性についても言及。新しい事業を始めようとしている会社を探しているメディアにとっては、ピッチイベントは格好のネタ探しの機会だ。ピッチイベントといえばスタートアップを対象にするものが多かったが、ここ数年、アトツギを対象にしたイベントも増えている。こういう機会を、自社の知名度をあげる手段としても積極的に活用したい。
なお、中小企業庁が主催するアトツギ甲子園では来年3月12日に決勝大会が行われる。
彼らが描く未来は、地域の未来の姿でもある。彼らの気迫に溢れるピッチを一人でも多くの人に見届けてほしい。
アトツギ甲子園へのエントリーは締切ました。
アトツギ甲子園本番の一般観覧お申し込みはコチラから。
<登壇者>
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