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優勝者インタビュー|株式会社ホリタ 堀田 敏史氏

優勝者インタビュー|株式会社ホリタ 堀田 敏史氏
中小企業庁は、3月12日(土)に「第2回アトツギ甲子園」を開催致しました。
ファイナルでは、全国の中小企業の承継予定者(アトツギ)総勢138名の中から選ばれた15名のファイナリストによりプレゼンテーションが行われ、
審査委員による審査の結果、「文具の力で 日本の地方を変える」の福井県「株式会社ホリタ(ホリタ文具)」堀田 敏史氏が最優秀賞に輝きました。

本記事では、堀田さんが第2回アトツギ甲子園にエントリーしたきっかけやファイナルまでの取り組み、そして今後の意気込みについて
をインタビュー致しましたので紹介をさせて頂きます。


■アトツギ甲子園に申し込んだきっかけは?

 公益財団法人ふくい産業支援センターの岡田 留理さんに紹介を受け、エントリーを決めました。岡田さんとの出会いは、4年前に登壇した福井アトツギベンチャーで、ホリタ文具店の大ファンということもあり、そこからよく相談に乗って頂いております。アトツギ甲子園の話を聞いた時に真っ先に堀田さんが浮かんだとのことで推薦頂きました。丁度、新店舗開店に取り組んでいるタイミングだったので良いタイミングでした。経営者としてぶれないためにとことん事業と向かい合おうと決めました。


■ファイナル出場までどのようにして取り組んできましたか?

 社員にはファイナリストになってからエントリーしていることを言おうと思い、こっそり準備していました。審査書類の準備は、業務終了後や深夜にすることが多かったです。ピッチのような機会がないとここまで深く考えないので、新店舗を開店し実践していく段階にある中、「理念」や「何のためにやっているのか」を振り返ることができたのは本当に良かったと思います。また、岡田さんが、「推薦した以上、優勝目指して最後まで一緒に取り組む」と言ってくれ、一次審査からファイナルまで、資料作りや壁打ちに付き合ってくれました。


■当日までに一番苦労したことは?

 ピッチの時間内に資料と言葉をまとめるのにとても苦労しました。話したい、伝えたいことがいくらでもありました。ここについては岡田さんによく相談をしてました。自身が考えた文章が他の人から見ると伝わらないこともあったりするので、自身の良さを岡田さんが客観的に伝えてくれました。これは特殊な例だと思うのですが、岡田さんは私より堀田文具に対して熱い(笑)ので、良い相談相手でした。


■優勝した反響はいかがでしょうか。

 反響は凄いです。金メダルを取ったらこんな感じなのかもしれません(笑)。SNSでアトツギ甲子園の記事や写真がどんどん拡散されていました。福井県では福井新聞を読んでいる方が多いのですが、アトツギ甲子園のことを取り上げて下さったタイミングで、第二波の連絡が来ました。高校の部活や経営者塾の仲間からも連絡が来て嬉しかったです。


■アトツギ甲子園を通しての感想を教えて下さい。

 優勝がゴールではないと思っております。アトツギ甲子園の夜に深く、優勝した意味について考えました。「現実のホリタ文具」と世間から見られる「理想のホリタ文具」のギャップが大きくできたと思っております。この差をどう埋めていくのかで悩むのではなく、この差を楽しんでいこうと決意しました。この独特な不安と期待は優勝した僕にしかないものだと思うので、この負荷がかかって様々なことが起きるタイミングを楽しんで、現実を理想に近づけていきたいです。また、今回、一次審査からずっと一緒に取り組んでくれた岡田さんが企画・運営する「福井ベンチャーピッチ」のレベルの高さを、僕がアトツギ甲子園を優勝することにより一つ証明できたと思うので、嬉しく思っています。



■今後についての意気込みを教えて下さい。

とにかくこれからは結果を出していきたいです。おかげさまで協力者が増えてきたので、会社としても、また、経営者としても周りを巻き込みながら大きなことに向かって行きたいです。「世の中の役に立つ会社になりたい」です。

堀田敏史氏(39歳)。早稲田大学卒業後、 証券会社で4年勤務の後、株式会社ホリタに入社。
文具店から、身近な・家族みんなの・ワクワクする場所 「マイクロ・ファミリー・エンターテイメント」に業態転換中。

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